絵金祭り
高知県は香南市赤岡町で毎年7月第3土日に開催されています。
江戸時代の幕末から明治にかけて江戸にて狩野派を学んだ異端かつ天才浮世絵師『絵金』(絵師:弘瀬金蔵)。河鍋暁斎や月岡芳年・画狂老人卍こと葛飾北斎と並ぶ狂人でしょうか。。。
その『絵金』が残した、高知県保護有形文化財である芝居絵(屏風絵)23点が年に一度、間近で見れる祭りです。
これでもかっ!と思うほど近くで観れます!
そして誰もが子供に返ったようになるのです。。。汗
そして、商店の店先に灯されたロウソクの灯りだけを頼りにして観ます。(江戸時代の暗さを意識しているようです)
けっこう暗いです。
目と髪の毛には一切妥協を許さなかったと言われる『絵金』
目玉が飛び出したり、生首や血しぶき!グロテスクな中にもどこかユーモラスな雰囲気が感じられるのは私だけでしょうか?
『絵金』の芝居絵一枚には、いくつかの場面が描かれており観ているだけで臨場感が伝わってきます。
土佐絵金歌舞伎
『絵金際り』では、芝居絵(屏風絵)の展示だけでなく、絵金歌舞伎が「絵金蔵」の正面の「弁天座」にて公開されています。
演じるのはなんと地元の有志!
たまに台詞を忘れるのはご愛敬!
本格的な芝居小屋で無料で歌舞伎が観れます。(普段は落語・映画・コンサートも開かれているみたいです)
芝居を見ながら飲食もできますし、エアコンが効いているので休憩にはもってこい!私は土佐ジロー(高知の鶏)の卵を使用したモナカ 150円を購入。
芝居の内容は毎年変わるみたいなので、プログラムを確認してください。
結構、混雑して席が取れないので上演前の20分前くらいに入った方がいいかもしれません。